
でも実際、本当に格安SIMに乗り換えてしまっていいの?

データ回線を頻繁に利用する人は不便に感じてしまうと思います
こんにちは、マーブルです
今回は、格安SIMを選ぶと後悔する人というテーマで書いていきます
世論的に、格安SIMに乗り換えると月の費用が抑えられるので、絶対に乗り換えるべきである、という風潮があるように感じています
私自身、社会人になって一人暮らしを始める前のタイミングでLINEモバイルという格安SIMを実際に使い始めています
私は非常に満足しているのですが、安さに飛びついて安易に格安SIMへ乗り換えてしまうと確実に後悔する人もいる、というのが所感です
この記事では、大手キャリアから格安SIMに乗り換えると確実に後悔する人、得をする人の特徴について、理由も交えてご紹介します
格安SIMへの安易な乗り換えは確実に後悔します
冒頭でも書きましたが、安易に大手キャリアから格安SIMに乗り換えをすると後悔する人も出てくると思います
なぜかというと、当たり前の話なのですが大手キャリアと格安SIMはそれぞれ異なる特徴があるからです
それぞれメリット・デメリットがあるので、それについてもう少し書いていきます
格安SIMの特徴
まず前提として、格安SIMとは何なのかを整理した方がわかりやすいと思うので、少しだけ書きます
そもそも格安SIMとは
そもそも格安SIMとは、低価格で提供されているインターネット・通信サービスのことです
これらは、大手キャリアの電話・データ回線を借りる、という形で実現されています
格安SIM業者は、携帯電話の通信を可能にする基地局の設置・維持コストがかからないので、その分価格を下げることができる、という仕組みとなっています
回線について
スマホで使用する回線は、ざっくり言うと下記のように『電話回線』と『データ回線』があります
- 電話回線:大手キャリアと同じ電話回線網を利用
- データ回線:大手キャリアの一部周波数帯を利用
これはどういうことかというと、電話通信については大手キャリアと遜色はないが、データ回線(ネット回線)については制限が発生する、ということです
大手キャリアの場合、利用者の総データ通信量がおおくなってしまったとしても、複数の周波数帯を利用してデータの転送速度を維持することが可能な仕掛けになっています
ですが、格安SIMの場合、一部の周波数帯しか利用することができないという特徴上、利用者の総データ通信量がおおくなってしまうと、データの転送速度が低下してしまうという事態が発生してしまいます
総務省の提示しているデータにも現れている通り、12時台と19~22時台は通信速度が重くなる傾向にあります

格安SIMを選ぶべきではない人
それでは本題の、格安SIMを選ぶと後悔する人、選ぶべきではない人の特徴を挙げたいと思います。
結論を述べると、スマホのデータ回線の使い方が格安SIM向きではない人です
基本的に、下記に当てはまる人は格安SIMに換えるべきではないです
- 外出先でネット回線を頻繁に利用する人
- 家にWi-Fi環境がない人
それぞれ、もう少し書いていきます
外出先でネット回線を頻繁に利用する人
まず、外出先でネット回線を頻繁に利用する人は格安SIMには不向きと言えます
具体的には、以下のような人です
- 仕事用のスマホを乗り換えしようとしている人
- 通勤・通学中に大量データ通信をする人
これらケースについて書いていきます
仕事用のスマホを乗り換えしようとしている人
ここでは、個人事業主の方、会社から会社携帯の支給がなされていない方を想定しています
なぜ乗り換えるべきでないのかというと、業務に支障が出る可能性があるからです
例えば、業務でスケジュール管理のWEBサービスを利用している方であれば、時間帯によってはなかなかアクセスできない事態が発生する可能性があります
結果として、仕事の遅延などにつながってしまうということも十分考えられます
上記のように、業務効率の低下というリスクを考慮すると、格安SIMに乗り換えするのは得策ではないです
これが、仕事用のスマホを乗り換えしようとしている人を挙げた理由です
通勤・通学中に大量データ通信をする人
これは、通勤・通学中に動画や画像などを視聴・閲覧する人を想定しています
データ量の小さいテキストと違い、動画や画像などはデータ量が大きいです
これらをスマホ回線が重い時間帯で閲覧するとなると、読み込みに時間がかかってしまいます
読み込み時間が長くなると、速度制限の経験がある方はご存じだと思いますが、結構なストレスを感じます
たとえ月額費用が下がったとしてもこのストレスを考慮すると、格安SIMに乗り換えて満足感を得られるとは言い難いです
これが、通勤・通学中に大量データ通信をする人を挙げた理由です
家にWi-Fi環境がない人
そしてもうひとつ、家にWi-Fi環境がない人です
理由としては、スマホ回線が重い時間帯に、それを避ける手段がないと不満につながるからです
避ける手段がないと、先ほどの大量データ通信をする人のケース同様、読み込み時間の長さから発生するストレスを考慮すると、格安SIMへの満足感を得られるとは言い難いからです
(端末料金を払い終えていない人)
ひとつだけ、端末料金を払い終えていない人について補足的に付け加えておきます
この場合、乗り換えるべきではない、というほどではないですが、いくら払い終えていないのかは事前に把握しておいたほうがいいです
そもそも格安SIMに乗り換える、というのは以下の行動を指しています
- 現在使用している大手キャリアの解約
- 乗り換え予定の事業サービスへの契約
ここで注意すべきなのは、1で解約処理を行う際、払い終えていない端末料金分を一括で払う必要がでてくることです
長期的にみれば、仮に端末料金分を一括払いしたとしても、基本料金が安い格安SIMを使い続ければペイできます
ただ、乗り換え時にこれら出費が発生する可能性は頭に入れておいた方がいいです
まとめ
以上、今回の内容をまとめると以下のようになります
格安SIMの特徴
- 格安SIMとは、低価格で提供されているインターネット・通信サービスのこと
- 電話回線:大手キャリアと同じ電話回線網を利用賃貸契約時の費用
- データ回線:大手キャリアの一部周波数帯を利用
- データ回線については制限が発生することがある
格安SIMを選ぶべきではない人
- 外出先でネット回線を頻繁に利用する人
- 家にWi-Fi環境がない人
- (端末料金を払い終えていない人)