
でも一人暮らしを始めるときに最低限そろえておくべき必須家電ってそもそも何なの?

私の場合、想定初期費用65万円程度のところを50万円切るぐらいで抑えることができました
また、家電・家具・寝具の予算感を把握していたという点も、必要最低限の出費で抑えられた要素としては大きかったと思っています
こんにちは、マーブルです
今回は『一人暮らしを始めるのに最低限そろえるべき必須家電』について書いていこうと思います
私は社会人になってから現在進行形で3年以上、一人暮らしのサラリーマンをしています
過去にも学生時代に7年弱、一人暮らしをしていたことを含めると累計10年以上一人暮らしを経験していることになります
今まで計2回、0から新生活を始めていることと、ある程度長い期間一人暮らしをしているという実経験から、生活をするうえで最低限必要な家電が何なのかということが明確になってきました
ここでは、一人暮らしを始めるうえで最低限そろえるべき家電について、なぜそれが必要なのかという根拠と、それらを選ぶ際のポイントを、私の見解を交えてご紹介したいと思います
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最低限そろえるべき3つの必要家電
結論から言うと、最低限必須な家電は下記の3つ、『照明』『洗濯機』『冷蔵庫』です
- 照明
- 洗濯機
- 冷蔵庫
ただし、生活に必要であるということを考えると、下記2つも必須であると考えられます
- (エアコン)
- (ガスコンロ)
こちらに記載した2つは必須家電であることには変わりありません
ですが、賃貸物件にはエアコン・ガスコンロがすでに備わっている場合が多く、借主側で用意しておく必要がないケースが大半です
なので、事前に用意する必要があるという面から、今回はこの2つは除いて話を進めさせていただきます
ここからは、先ほど必須であるとご紹介した3つの必要家電について書いていきます
照明
まず、ひとつめの『照明』についてです
説明不要とは思いますが、照明が必要な理由としては夜中や天気の悪い日など、明かりがないと生活に不便が生じてしまうことが挙げられます
照明は、ワンルームタイプであれば3,000円~5,000円程度の予算感で購入できます
洗濯機
つぎに、『洗濯機』についてです
これが必要な理由は、生活するうえで必須となる洗濯という作業に対して、手洗いよりも圧倒的に工数削減できるからです
洗濯機は、容量5~6kgの洗濯機で2~4万円程度の予算感で購入できます
意見:コインランドリー利用でもよいのでは?
こちらについては、わざわざ買わなくても、コインランドリーでいいのではという意見が少なからずあることが想定されます
ですが、こちらについては下記3つの理由から、やはり洗濯機は必須であると主張したいと思います
- 洗濯物を運ぶ手間が発生する
- 洗濯完了までの待機時間で縛られる
- 洗濯機を使用する方が結果として安い
これらについて、もう少し詳細を書いていきます
洗濯物を運ぶ手間が発生する
まずひとつめの手間という点について説明します
これはどういうことかというと、洗濯機の購入によって洗濯物を運ぶ、という工程を短縮できる、ということです
例えば家からランドリーまで3分程度でたどり着ける、という環境であった場合、家からランドリーまで、そしてランドリーから家まで、往復して6分程度かかることになります
6分という時間で見れば短く感じられるかもしれませんが、ここには洗濯物を運ぶ、という工程が発生しています
人が1日で洗濯する重さは、コチラに示すようにおよそ1.0~1.5kg程度が想定されます
洗濯機が家にない場合、洗濯をする際には、毎回1kg~1.5kg相当のものを往復6分かけて運ぶ手間が発生するわけです
少なくても週に1回、または毎日洗濯したいといったように、洗濯頻度というものは人によって異なると思いますが、そのたびに往復しなければならない、という負担が発生してしまいます
洗濯機を購入すれば、これら工程を考慮する必要がなくなります
これが、洗濯物を運ぶ手間についての説明となります
洗濯完了までの待機時間で縛られる
次に、洗濯完了までの待機時間で縛られるという点について説明します
これは若干要素としては小さいですが、洗濯が完了するまでの待ち時間の使い方で違いがでてきます
もし、ランドリーで洗濯するのであれば、洗濯物が盗まれてしまわないか、というリスクを考慮する必要がでてきます
気にしないという方は別にして、これを絶対に防ぎたいという場合、洗濯作業が完了する30~50分程度の間、ランドリーの待合室で待機する必要があります
このように、短い時間ではありますが、行動の選択肢が狭まってしまうというデメリットが発生してしまいます
こちらも、洗濯機を購入することで考慮する必要がなくなります
これが、待機時間で縛られる点の説明となります
洗濯機を使用する方が結果として安い
そして3つ目の費用面についてです
こちらですが、初期費用とランニングコストを考慮したとしても1年間以上使うということであれば、洗濯機を購入したほうが結果として安くなる、ということです
洗濯機購入、コインランドリー利用それぞれでかかる費用項目としては、大きく以下の2つが挙げられます
- 初期費用
- 1回の洗濯にかかる費用
そして、上記でかかるお金の概算値は下記の通りとなります
まず初期費用だけ見ると、ランドリー利用の場合は0円なのでこちらに優位性があります
ですが、1回の洗濯代をみると、ランドリー利用はおよそ300円程度かかるのに対して
洗濯機購入の場合は、電気代・水道代・洗剤代すべて考慮しても30円かかりません
これらを用いて、何回洗濯機を使えばランドリー利用よりもオトクになるのかを、以下の式から算出してみます
計算すると、仮に初期費用として洗濯機購入に30,000円かかったとしても、およそ110回以上、3,4日に1回洗濯というペースで使用すれば、結果として1年で元が取れることがわかります
これが、費用面で洗濯機購入のほうが結果として安くなるという説明となります
冷蔵庫
そして、『冷蔵庫』について説明します
一人暮らしであれば100L~200L程度、冷蔵・冷凍庫の2ドアタイプで3万円から8万円程度の予算感で購入できます
これが必須だといえる理由は、食材・飲料の保存が可能になることで、生活の利便性が向上するからです
ここでは仮に冷蔵庫がないと、どのように不便になってしまうのかを考えてみたいと思います
まず、食材の保存ができないため、食費を抑えられる自炊という選択肢がほぼなくなってしまいます
また、仮に自炊しないとしても、弁当や総菜を購入して一時的に保存しておく、ということもできないので食事をする際は、都度購入、あるいは外食をしに出かけなければならなくなります
さらにいうと、モノを冷やすということ自体がそもそもできなくなるので、家で氷を作ることや、冷たい状態で飲料を保存することもできなくなります
もし、冷たいものを飲みたいときは、先ほど述べたものと同様、都度買いに行く必要がでてきてしまいます
これらのように、冷蔵庫がない状態と比較すると、冷蔵庫があり、食材の保存ができる、という生活の方が選択肢が広がります
これが結果として、生活の利便性が向上することがご理解いただけると思います
以上が、冷蔵庫が必要であるという説明となります
予算割り当ての優先順位
最後に、これら3つを購入する際の予算のなかで、どれを優先して予算を充てるべきかを書いていきます
結論としては、冷蔵庫、洗濯機、照明の順で予算を割り当てるべきです
その理由は下記のとおりです
- 照明は後回しで考えてよい
- 冷蔵庫を重点的に予算取りすべき
これらについて、もう少し詳細を書きます
照明は後回しで考えてよい
まず、照明については後回しで考えてよいということです
根拠としては、冷蔵庫・洗濯機に比べて金額感が小さいので、あとから予算調整しやすいことがあります
冷蔵庫を重点的に予算取りすべき
そしてもうひとつ、冷蔵庫を重点的に予算取りしたほうがよいということです
これを主張したい理由として、以下2つを挙げたいと思います
- 洗濯機に比べて費用対効果がよい
- 年間電気代を考慮する必要がある
これらについて、もう少し掘り下げます
洗濯機に比べて費用対効果がよい
まずひとつめの費用対効果についてです
これはどういうことかというと、オプション的な機能を追加検討するときの金額が、洗濯機の場合は高くなってしまうということです
洗濯機で追加検討する要素としては以下2つが挙げられます
- ドラム式にする
- 乾燥機能付きにする
基本的に、これら2つの機能をもたない縦型式のものであれば、3万円以内で購入することが十分可能です
ですが、もし、これらいずれかの機能も検討したいということであれば、およそ10万円以上は予算としてみる必要がでてきます
これと比較すると、冷蔵庫の場合はより細かい形で販売価格が設定されています
冷蔵庫で追加検討する要素としては、例えば以下が挙げられます
- 直冷式、間冷式
- 自動製氷機能付きにする
- 野菜室付きにする
- 観音開きにする
1についてはあまり聞きなれない単語かもしれませんので少し補足します
これはなにかというと冷蔵庫の冷却方法のことで、
簡潔に言うと冷却器が庫内にあるか、庫外にあるかの違いとなります
庫内にある直冷式は価格としては比較的安く、3万円以内で購入することも可能です
ですが、仕様上、庫内に霜ができてしまう、というデメリットがあります
対して間冷式は直冷式に比べると高めで、ほとんど3万円以上からという金額設定となっています
ですが、自動で霜を取ってくれるため、霜の手入れをする必要がありません
これが直冷式・間冷式の違いです。
多少高くても、基本的に間冷式をおススメします
話を戻すと、冷蔵庫の場合、(4の観音開きは価格帯が高くなってしまいますが)基本的には以下のように多様なパターンから選ぶことが可能となっています
- 2の機能だけついていて3がないもの
- 3だけついていて2がないもの
- 2・3両方の機能をもったもの
このように、同額予算をとるのであれば、冷蔵庫の方が選択肢が広くなるので、結果として満足度が高くなると考えられます
これが、費用対効果に関する説明となります
年間電気代を考慮する必要がある
そしてもう一つ、年間電気代を考慮する必要がある点についてです
これはどういうことかというと、長期的な結果として安くなる、という選択肢を選ぶために、販売価格の高い方を購入した方がいい、という場合があるからです
この選択ができるよう、冷蔵庫を購入する際の予算は多めにとるべきだと主張したいと思います
年間電気代を考慮すべき理由としては、下記2つが挙げられます
- 冷蔵庫は常に電力消費をする家電であること
- モノによって消費電力量が違うこと
例えば、販売価格4万円のA、5万円のBというほぼ同スペックの冷蔵庫があったとします
販売価格だけで見れば、Aの方が安いので、こちらを選ぶ方が多いと思います
ですが、年間の電気代がAの場合12,000円、Bの場合7,000円だったとすると、少しだけ結果が変わってきます。
このケースの場合、こちらに示す計算式のように、2年以上使うということであれば、Bを購入した方が結果として安くなります
このように長い目でみて安くなるものを選ぶのがひとつのポイントとなります
家電量販店で冷蔵庫を見たことがあればご存じだと思いますが、最近の冷蔵庫コーナーでは、各冷蔵庫ごとの年間の推定電気代が表示されていますので、こちらを参考にして購入することをオススメします
まとめ
以下、今回書いたことについてまとめます
一人暮らしを始めるうえで最低限準備すべき家電
- 照明
- 洗濯機
- 冷蔵庫
家電予算の割り当て優先順位
- 照明
- 洗濯機
- 冷蔵庫
理由
- 照明は、冷蔵庫・洗濯機に比べて金額感が小さいので、あとから予算調整しやすい
- 費用対効果・年間電気代、2つの面から、冷蔵庫の予算は優先して考えた方がいい